ローカルエリアの海鮮料理屋で、バインミー屋の儲かり話

「茂木さん、今日は何を食べたいですか?」
「私は焼いた貝などが食べたいけど、居酒屋に行きたい。お酒と合う料理があることろ。普段、ブゥさんやフィーさんが
利用しているお店に行きたい。毎日、お酒飲んでいるんでしょ?」
「そうですか。じゃあ、私の家の近くでよく行く店に行きましょう」

ということで、中心から5km ほど離れたエリアに行く。
ここは、外国人はぜんぜんいない場所で、ローカルには有名なラブホテル街のようです。



店の前にテーブルを作ってもらいます。

「茂木さん、今日はフィーさんがいいお酒を持ってきてくれます。販売はしていないので、
一般の人には手に入りません。政府系の接待用の漢方酒です。フィーさんが以前、ホテルの総務をやって
いた関係で、手に入れることができます。フィーさんは今の会社でも、接待が主な仕事ですから」
「へーそれは楽しみだ」



なるほど、たしかに立派な箱に入っている。
上には金属でできた留め金まである。



「政府系の接待用で貴重なもので、買うことはできない」
という先入観の為、なんでも美味しく感じてしまいそうだが、とても美味しい。
38%と、なかなかの強い酒だが、とてもまろやかで、飲みやすい。
もちろん、飲み方はショットで一気。

ビールや水をそれぞれ飲みながら、誰かが飲もうというタイミングで、毎回乾杯。
これがベトナムスタイルですが、飲みずらい酒ではつらいですよね。



この店も、歩道で焼いている。
魚介類は、水槽があるので、どれも新鮮。
カエルも飼っています。







食べたかった、焼き貝や蒸し貝。
ベトナムの貝料理は、とても美味しく、お酒が進みます。



このタレが非常に美味しい。
青唐辛子で作ったニャチャン風の辛口タレですが、これをなめているだけでもつまみになる。
化学調味料もたくさん入っていそうな味ですが、とにかく美味しい。
この店のオーナーはニャチャン出身らしく、それでこのタレも絶妙なのだそうです。
これだけ買って帰りたいくらい、美味しいものでした。



道で歌いだすお兄さん。マイクをスピーカーにつないで、店の客に無理やり歌をきかせます。
後から合流したチャンに
「こんなローカルエリアで、あんなパフォーマンスにお金を払う人いるの?」と聞くと、
「うるさくて迷惑だから、お金を払って帰ってもらうことはある。お金あげないと、帰らないから」
「なるほど。歌で気持ちよくさせてお金をもらうのではなく、お金を払わないと迷惑行為を続けるぞってことか。それは脅迫に近いね」

と、ベトナムならではの事情を知る。
このお兄さん以外にも、宝くじやマンゴーや落花生などを売りにくるおじさんやおばさんが、各テーブルに何人もやってくる。
日本だったら、店員が注意するが、ベトナムでは店の客への物売り行為は自由だ。

さらに、ブゥさんとフィーさんの幼馴染がやってきて、テーブルについた。
地元だから、たまたま来た感じだ。



この写真の奥の人、有名なバインミー屋の主人らしく、すごい売れるらしい。



1日3000個限定で、毎日売り切れるとか。
2軒店を持っているが、月の売上が300万円で、利益がなんと150万円。
50%もの利益率。
日本では飲食業では10〜20%くらいの利益率が一般的だと思うが、
同じ利益を出すためには、月の売上は1000〜1500万円くらいは必要だ。

見た目はお金もってなさそうなんだけどね。
「お金を使う暇ないよ」ということです。

なんでも、この人にならって、カナダでバインミー屋をはじめて、成功した人もいるとか。

私が、「パンは同じレシピで作っても、水が違うから、日本では同じものは絶対にできないはずだ。大陸は硬水だが、日本は軟水。だから、フランスの有名なパン屋がまったく同じレシピで日本で作っても、同じものは作れない」と伝えると。
「それは水だけじゃない。気候や湿度、いろいろなものが違う。だからもちろん、同じレシピでは作れない。でも、私が作るパンと同じものが作れないという意味ではない。その土地で研究すれば、同じものは作れるはずだ」ということです。

なるほど、たしかにそうかもしれない。
だから、もし私が彼にベトナム式のバインミーの作り方を習っても、それを日本に持ち帰り、自分で研究し続けないと、
同じものは作れないのだろう。

しかし、50%の利益率っていいなあ。




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