北部の犬猫料理

ゲテモノ初体験編

ソンさんのフィアンセにあいさつしたいということで、
婚約者のファン アインさんの家に行ったのだが、
どうやらこの町は犬料理と猫料理の有名な町。
食べたくはないが、ベトナム料理に携わる者として、食べてみることに・・・。


犬料理屋

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犬のこう丸を漬け込んだ酒。あっちに効くらしい。
ラワット氏がまだ若いのにお疲れ気味でたくさん飲んでいた。
生臭くてぜんぜんおいしくないが、私も3杯ほど飲む。

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焼きバラ肉
独特な香りが食欲をなくさせるが、まあ食べる。
値段は他の肉の3倍するらしい。
牛肉や豚肉のほうがおいしいので、なんでわざわざこんなものを食べるのかわからん。

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ソンさんと婚約者のお兄さん。
お兄さんは地元だけあって、ばくばくむしゃむしゃ食べる。
ソンさんはそれほど好きなものではないらしい。

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マムトムタレにたっぷりとつける。
このマムトムはすごく強烈に臭く、近くに置いとくのさえ嫌な感じ。
お兄さん以外は誰もが嫌がるが、私は食べてみる。
臭いが味はいい。旨味が凝縮されていて、天然の味の素のようだ。
この臭みで犬肉の臭みは中和され、旨味が加わりおいしくなるのかな・・・?
それにしても強烈。

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腸詰め
見た目はグロテスクだが、味も匂いもグロテスク。
うまいとベトナム人二人は言うが、食べたいと思えるものではない。

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レモングラスの皮をむいて中側のやわらかいところを肉と一緒にポリポリ食べる。
こんなレモングラスの食べ方は知らなかった。

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犬のロース肉?
もうぜんぜん食べたくないが、味見だけ。
うまくはない。

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犬あばらとタケノコの煮物
タケノコは酸味がある中華っぽいもの。
これはまあまあおいしかった。

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犬骨のスープ
これは普通においしい。
お椀にブンをとって、スープをかけて食べる。

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私とラワットさんは料理人のため、なんでも
興味を持って食べるが、鈴木さんにとっては
早く帰りたい店。もうやる気なし。


猫料理屋

もう犬だけで胸がいっぱいなので、帰りたかったが、
ソンさんが見るだけということで、猫料理屋にもそのままたちよることに。

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家族経営。おばあちゃんと孫達が包丁でさばいている。
こんなに小さくてかわいい女の子も一生堅命 猫の内臓をカットしている。
女の子3人と男の子二人が夜なのにもくもくと仕事する。
偉いなーと思いながらも猫じゃなかったらいいのにとも感じる。

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まあ、犬よりはおいしいのかな。
料理によってはわりと食べられる・・・が、別に食べたいとはやはり思わないな。
早く帰りたいが、ベトナム人たちはよくしゃべるので、いつもなかなか帰れない。
猫料理もどんどん運ばれてくるし、見るだけのはずだったのに、
いつもソンさんといるとこうなる。

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猫料理をかこむベトナム人と日本人とネパール人。
鈴木さんはある意味被害者。

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ソンさんと婚約者のファン アインさん。
お似合いです。おめでとう。よかった。

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