カオラウとミークアン

お腹がやっと空いてきたので、忍さんお勧めのカオラウを食べにいくことに。「市場の左側に午後からでる屋台がどの店で食べるよりおいしい」とのこと。

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しかし、市場の左側は建物があり、屋台がでる場所なんてない。左側ってとても広い意味にもとれるし、どこまでが左側なのか、市場の中やまわりをぐるぐるめぐる。市場の中の左側に屋台がたくさん並んでいて、そこにカオラウの店もあるが、はたしてここのことなのか、それとも市場の外の左側という意味なのか…。

「原田さん、ここのことじゃないですかね?一応左側だし。でもここで食べたら腹をこわしそうですね」「うーんわからないね。腹はもうこわしてるけど…。もう少し探してみよう」 

そうして、L字型の市場を左に抜けたところにそれらしき屋台があり、見ると、ブンボーフエの店。「おいしいから食べていきな」と言われるが、「ブンボーフエはフエで食べてきた。今日はホイアンだから、名物のカオラウが食べたいんだ。どこかいい店知らない?」と聞くと、「市場の中の左側にあるよ。おいしいよ」ということなので、忍さんお勧めの店かどうかはわかりないけど、とりあえず食べてみることにした。

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ここの市場では、カオラウの他にミークアンも売っているためか、この屋台でもその2種類とバインコアイをメニューにしていた。ミークアンとはダナンの名物。ホイアンから車で40分の距離にある中部最大の都市。せっかくなので、カオラウとミークアンを1個づつ注文。

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カオラウは昨晩食べたものよりはおいしい。温度もやや高い。 野菜たっぷりの和え麺なので、サラダうどんみたいな感じですかね。チャーシューを作った煮汁やヌクトン(ベトナムの大豆醤油)、揚げねぎや香草やなんかいろいろぶっかけて出される。

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ミークアンは麺がカオラウとは色が違うけど、似ている感じ。やはり専用のタレをかけ、ウズラの味玉みたいなものなどものっている。

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ベトナムの一般的な麺であるフォーとブンはとても柔らかいが、カオラウとミークアンはわりとしっかりとした麺で、コシがあるよく言われるが、日本でいうところのコシとは違う感じ。麺はしっかりはしているが弾力はそれほどなく、食感はさくっと噛み切れる感じ。ざらついた舌触りで、日本の麺で一番近いのは、そばの食感かな。 それがうどんくらいの太さで、米から作られている。味付けはおいしいけど、日本人には合わない麺かも。もう少しつるっとした感じのほうが日本人は好きだと思う。

ガイドブックや料理本では日本人に合う麺のようなことが書かれているが、そんなことはない。フォーやブンはコシはないが、日本人にも食べやすい。カオラウやミークアンはこの地方だけの麺みたいだが、やはりベトナム人にとってもフォーやブンのほうが食べやすいのだろう。しかし、カオラウやミークアンの味付けと食べ方は面白い。これを日本人にも食べやすい麺で作れたら面白いかもしれない。

ベトナム料理はぬるいものが多い。なので、「ぬるい、もっと温かいものをくれ」なんて言ってはいけない。“ぬるいのが当たり前”なのだ。冷めてぬるいのではなく、もしかしたらわざと食べやすくぬるく作っているのかもしれない。屋台は特にぬるい。お茶もぬるい。 本場の味を求めるあまり、日本でぬるく作ったらクレームになるだろう。「いや、お客さん、ベトナム料理はぬるいんです」と言ったらもっと怒られるかな…。

 しかし、次に行った店はその常識をくつがえすことに! 海南チキンライス、ベトナム語では「コムガー」屋さんもホイアンには多い。その中でも有名らしいのが「ズン」という店。ここでお茶を頼んだら、あっつあつのものが出てきた。すっかりベトナムのぬるさに慣れた私たちは、おもわず、「熱いな、ばかやろー」と怒鳴りたくなるほど…というのは冗談で、やっぱり熱いお茶がおいしい。

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ローストチキンのコムガーと、トマトスープを頼んだ。コムガーのチキンも熱いし、トマトスープもあっつあつ。「フハフハ」言いながらスープを飲むのはベトナムへ来てから初めてだった。

「うーん、この店はホスピタリティーが高いのか、それとも逆に食べやすくぬるくしてくれない悪い店なのか…」まあ、多分、前者でしょう。この話を日本に帰ってから、ラ・スコールで働くベトナム人に言った。彼はハノイ近郊出身。「ベトナムのレストランはお客さんのことをあまり考えていない。サービス精神というか、愛情がないというか。だから、ベトナム人はあまりレストランでは食べたくない。家で食べるほうがおいしい。でも、フエやホイアンは田舎だからというのもある。ハノイやホーチミンなど都会では競争も激しいから、サービスも味もよくなる。それと、高級レストランならきちんと温かい」とのこと。 どうやらぬるいのが当たり前なのではなく、フードビジネスが遅れている為に、サービス精神というか、「おもてなしの心」が欠けているのだそうだ。

原田氏は次第に疲れがたまってきているようだ。お腹をこわしているようで、そのせいで体力も奪われ、さらに歩きすぎで足もパンパン。先に帰って頂いて、私はホイアンの街を探索。

ベトナムに在住していた、ある日本人カメラマンの話によると、ホイアンの街はどんどん変わってしまっているらしい。彼はホイアンが好きで、何度も通い続けて写真を撮ってきたが、その変わっていく様子を悲しい目で見ている。たしかに、旧市街は残っているが、その通りに面した建物はほぼすべてテナントになり、洋服屋やサンダル屋、おみやげ屋や食堂、そしてレストラン、そしてひどいのは、音楽ガンガンにかけてるクラブバーまである。そのバーはその建物の古く文化的な外観と、古びた内装、そこに日本画や中国画などをかざり、独特な雰囲気をかもしだし、ハイパワーなアンプで重低音を響かせ、そこに広がったバーカウンターやOPENな席でカクテルやビールを飲むことはたしかにハイセンスでかっこいいと思わせてくれるが、あまりに節操がないように見える。そのバーにいるのは西欧人ばかりだが、なんでここでバーなの?って感じ。

旧市街はたしかに建物は古いが、その中身はもはや資本主義経済。いかにして観光客を相手に商売をするかという雰囲気。地元の人はまったくいない。地元の人は路地裏にある食堂や隣接するホイアン市場、もしくは旧市街から出たところで買い物や食事をしている。10年前にこの街に来てみたかったなあ。そうしたらもっと自然なホイアンの姿、地元の人たちがこの街の中心で生活している姿が見れたかもしれない。

ホイアンを出発する時間が来た。 予約しておいた車が迎えにきて、とばすこと40分くらいで、中部最大の商業都市、ダナンへ到着。

街の中心にあるランフーンホテルを選び、やはり予約なしでチェックイン。しかしこのホテル、原田氏の部屋はシャワーがぬるいし、風呂は掃除してない。私の部屋もトイレが掃除してないし、くさい。原田氏の部屋は16ドル。私は11ドル。掃除しなくていいほど安くはないはず。 しかしもう疲れたので、細かいことは気にしないことにした。自分で掃除。

しかしまあ、このホテルは絶対におすすめできない。何かを相談すると、のってはくれるのですが、知識や情報がないのだろうか。こう言っちゃ悪いけれど、まったく役に立ちません。 英語もろくに通じないし、サービス精神まるでなし。文句言うならここに泊まらずいいホテルへ行きなさいってところですね。
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