ラウ オック (貝鍋)

 タニシ鍋の発祥の店、創業43年の「Baluong」に行きました。
待の外れの奥の、幅1mくらいしかない路地の途中にあり、看板もなく、外見は店とはとても見えない。

ドアなどないオープンな1階部分は薄暗く、
なにか作業をしているのはわかる。
よく見ると、たくさんのタニシをむいたり、こねたり、焼いたり、煮たりしている。
しかし、客席もないし、食堂とはとても思えない。

はだかの男の子やおっさんが、タニシを扱っている姿は、ちょっと怖い。

しかし、連れて来てくれたアイン君は、そのまま入っていき、店の奥にある階段を登っていく。
なんかヌルヌルした階段で、ちょっと嫌な雰囲気。

しかし、階段を登ると、そこには24席ほどの客席があり、お客さんでいっぱいでした。
ローカル
には有名な店らしいです。



タニシと豚肉をミンチにして、香草で巻いて揚げ焼きにしたもの

これ、めっちゃ美味しいです。
日本でサザエかなんか使って作ってみたい。



タニシ鍋

非常に美味しくて、なんとか日本でメニュー化したいと思いました。
とてもやわらかい酸味があるのですが、これはベトナム特有の調味料を使うそうです。
なんでも、米を洗って、なんか虫に食わせるとか・・・
虫がいる原液の米発酵汁と、あらたに米を洗ったものを甕に入れて蓋をしておくと
1週間ほどで出来上がり、ずっとつぎ足しつぎ足しで作っていくようです。
その調味料も飲みましたが、どぶろくっぽさもある酸っぱい白い液体です。
しかし、その虫っていったいなんなんだ・・・

具材は白きくらげ、トマト、パイナップル、水餃子みたいな点心、油揚げ、タニシのすり身団子、
皮つき豚バラ肉、豚肉団子、青バナナ、もやし、空芯菜、大葉、サニーレタス、ハーブ類など

味つけは、あっさり塩味。そこに酸味がやわらかくあり、具材の旨みが加わっています。

ほんと、美味しいけど、日本人はタニシ食べないから、日本でのメニュー化、難しい。

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